アレグロ・エネルジコ マ・ノン・トロッポ

大好きなショスタコーヴィチ先生やマーラー監督の音楽をめぐっての考察(妄想とも言います)や、
出かけたコンサートの感想などを中心にして好きなものごとについて綴っております。

タグ:オイストラフ

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今日もいい天気だなぁ。。。
これだけいい天気だと家にいることに罪悪感すら感じる。

昨日は予告どおりアスナル金山の「バナナレコードGW大セール」へ行ってきました。
オープンに遅れること1時間半ぐらいだったのですが、初日ということもあってかかなりの人で賑わっていました。

クラシックコーナーにダッシュ!
いつもよりコーナーそのものは多かったけど、ショスタコーヴィチ先生のLPはいつも以上に少なかった。。。

742a454c.jpg一部抜粋。
カール・ベーム親子による《ピーターと狼》
とか
アンナ・モッフォのアリア集
とか
ケルテスのブラームス:セレナード第1番
とか……。


ショスタコーヴィチ先生のものは2枚♪

CIMG0686オイストラフ/ムラヴィンスキー指揮/レニングラードPO
によるヴァイオリン協奏曲イ短調。
「ソヴェト(ママ)名演奏家アルバム 第18集」として
SINSEKAI RECORDSから出されたもの。
【BOLSHOI Series PH-41】
裏面に井上頼豊先生によるかなり詳しい解説が載っています。


CIMG0685それから、
バーンスタイン/ニューヨークPOによる交響曲第6番。
【米COLUMBIA MS 7221】

CIMG0687このデザインはなかなかステキだと思います。

少しずつきちんと聴いて感想文なども今後書いていきたいと思っています。


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寒いですね……。
皆さま、いかがお過ごしですか?

我が家は本日から日常生活に戻っています。
Mahlerianも8時過ぎには仕事に出かけたので、わたしも仕事部屋に篭ってマーラーにお付き合いしようと思いますが、その前にちょっとだけ。

昨日、今年最初のコンサートをやりました。
Sonnenfleckさまのまねをして書いちゃいます〜♪

【2009年1月1日 第一部 10:00〜 第二部 12:00〜 第三部 15:00〜
自宅居間にて】
〈元旦観たり聴いたりコンサート〜タコ先生とバーンスタイン〉

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第一部(CD)
●ショスタコーヴィチ
○ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品99(or作品77)
 D・オイストラフ
 ミトロプーロス指揮/ニューヨーク・フィル
○チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 作品107
 M・ロストロポーヴィチ
 オーマンディ指揮/フィラデルフィア管

いずれも初録音のもの。
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紙ジャケットを開くとこんな感じです。
ヴァイオリン協奏曲は、モノラル録音ゆえか音がちょっと硬めに感じられましたが、最初の音から背すじがぞくぞくしてしまいます。
タコ先生に開眼するきっかけとなった輝かしい曲でもあり、感慨ひとしお。。。
ロストロポーヴィチ先生によるチェロ協奏曲も、最初から切迫した緊張感がもたらす迫力に満ちているけれどもチェロの音にはとても艶があって、この曲の素晴らしさを再認識。
そして、この二つの曲がカップリングされているのが何よりも嬉しい♪

第二部(DVD)
●ベートーヴェン
○交響曲第9番 
 バーンスタイン指揮/ヴィーン・フィル
 ドミンゴが、観ている側が恥かしくなるほど若かった。

 元旦に「第九」というのもなかなか良いものです。

第三部(DVD)
●ショスタコーヴィチ
○交響曲第6番 ロ短調 作品54
○交響曲第9番 変ホ長調 作品70
 バーンスタイン指揮/ヴィーン・フィル

バーンスタイン自らがこの二つの交響曲についていろいろと述べている映像が30分近く収録されていて、その中で交響曲第6番についてとても興味深いことをおっしゃっていました。
このことは、独立した記事として書きたいと思います。
 
しかし、寒いわ……。
室温17℃、湿度32%。。。
デロンギとホットカーペットと加湿器を使っているんだけど、温かくならないよぉぉお。
頭使うと温かくなるでしょうか。。。
では、いざお仕事へ。

…5分後…
仕事場へ行ったら、気温が5℃だった!
あえなく退散で、本日は自宅でお仕事することにします。

皆さまもお風邪など召されませんよう、お気をつけくださいね♪

アメブロに載せている記事の拡大版でお届けしようと思ったのですが、朝から頻繁に鼻血が出て調子が悪いので、そのまま載せます。

1908年の今日、9月30日
ダビッド・オイストラフがオデッサにて誕生いたしました。

まさに本日が生誕100年の日なのです

D・オイストラフと言えば、わたしは真っ先にショスタコーヴィチのVn協奏曲第1番を思い浮かべてしまいます。
もう本当にたまらなく全身に鳥肌がたつほど大好きな曲です。
第3楽章などは涙なくしては聴くことができません。

「…オイストラフが初演者になることを想定しながら作曲された…」
「…『せめて汗を拭く余裕ぐらいは欲しい』というオイストラフの訴えで第4楽章の出だしがオーケストラのトゥッティに変更された…」
という記述を、工藤庸介さんの『ショスタコーヴィチ全作品解読』のp.102に見出すことができますし、オイストラフとショスタコーヴィチの関係については『驚くべきショスタコーヴィチ(ソフィア・ヘーントワ著、亀山郁夫 訳』などで詳しく知ることができます。

こちらの「EMI全作品集」のCD13にはショスタコーヴィチの息子マキシムが34歳でニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮したVn協奏曲第1番が収録されています。
EMI全録音集

EMI全録音集 icon ←HMVへ

昨日は怒り心頭でした。

怒りは「負」のエネルギー。免疫力が下がりまくりました。
寝るに寝られず、セルシン、マイスリー、ロヒプノールを多めに服用してようやく眠りに就きました。
薬が残って体が重いです……気持悪いし……足元ふらついてるし。
今ODなんかやったら、ひとつ間違うと死んでしまうな。
わはははは。。。笑えん。
でも自分で命を絶つことはしませんよ。
タコ先生の音楽をもっともっと聴きたい。
「タコ先生を聴かずして死ねるか」ですね。

今日は本当は昨日書くはずだった記事です。

タコ先生に目覚めて早一ヶ月。
しっかりとお付き合いをさせていただこうと思って、身にまとう香りを変えることにしました。
今までは、シャネルの『ココ・マドモワゼル』や『アプローズ(自分で作った!)』などを使っていたのですが、うーんとロシアっぽくしたいと思って……

試行錯誤の末選んだのは
サンタ・マリア・ノヴェッラCOLONIA RUSSA
「ルシアン・コロン」です。

3a43bff2.jpg1900年代初頭、ロシアのロマノフ王朝の末期の頃、さるロシアの貴族のために特別に調合された香りとのこと。
成分は、リモネン、リナロール、オイゲノール、ベンジルベンゾエート、シトラール、シトロネラ、合成のムスク。
なるほど、トップはビター・オレンジやベルガモットといった柑橘系のきりりと爽やかな香り、ミドルは爽やかさの中にもぴりっと引き締まった香り、ラストにほのかに香るのは官能的な甘いムスクです。
ムスクというと、重くて濃厚なイメージがありますが、トップに比重が置かれていて、香り全体としては少しあっけないくらいに軽くて飛びがいいです。
一応ユニセックスなメンズ・コロン(男性ラインに含まれているし)ですが、ほんのちょっぴり自己主張をしたい女性にもいいのでは……。
香りの中で一番軽いオー・デ・コロンなので、香りがちょっと苦手な男性でも大丈夫だと思いますよ。

ってことで、これをタコ先生用の香りに決めました。
全身にまとって最初に聴く曲は何にしよう。
やはり、恋におちるきっかけとなった『ヴァイオリン協奏曲第1番』かな。
ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル、D・オイストラフで。

穏やかな気持で一日過ごせますように。。。

今日は朝から精神安定剤のお世話に……。
「うつ」じゃないですよ。
朝起きた時から何となく胃がもたれた感じで朝食もちょこっとしか食べませんでした。
なんか気持悪いなぁと思いつつも、洗濯物を干したり、お茶碗を洗ったり。
Mahlerianが仕事に出かけてしばらくしたら、思いっきり寒くなって、ぐるぐるぐる〜と目が回りだし、気持も悪いし、血の気は一気にひくし……以前に大量出血したときって前触れがこんなんだったんですよ。
恐怖心から身体はガタガタ震えるし、完全にパニック状態。
セルシンを服用してソファに横になり部屋を暗くして(明るいと気持悪いのが増す)、
「レミケードが効いているぞ! 腸よ、お前は血を出さない」
と呪文を唱えつつ、大きな音でタコ先生の第8番を聴いていたら収まっていきました。

ありがとうタコ先生!
タコ先生いやいや大事に至らなくてよかったね。byタコ先生
本当に!そうなんです。
ありがとうございます。
自分で救急車呼ぶのは嫌なんです。
切迫した状況なのに会話はとってもマヌケなんですもの。
「病人は誰ですか?」
「わたしですっ!」って感じで……。
でも、理由がわからないので不安です。
季節の変わり目だからでしょうか?
それとも更年期??
季節の変わり目は体調を崩しがちです。気をつけてね。byタコ先生
(妄想の会話)



少し回復したので(安定剤でいささかボ〜っとしてますが)、ライオンの昼寝さまや竹ちゃん2号さまより、かねてからオススメをいただいていた『ヴィオラ・ソナタ』について書きます

ソクーロフの『ヴィオラ・ソナタ』iconヴィオラ・ソナタ


アレクサンドル・ソクーロフ、
セミョーン・アラノーヴィチ、
共同監督作品

1981年/ロシア映画

実は1週間前に観たのですが、なんと感想を書けばよいのかわからず、頭の中で映像を反芻しつつ言葉を熟成させていたのですが、どうもうまくいきません。
1、2回観ただけではこの世界を理解することはとうてい無理ということを大前提で感想を書いて見たいと思います。

まず、最初に思ったこと。
「タルコフスキーの『鏡』を見終えた気分だ」
これにつきるのです。

きれぎれの断片を奇妙な形につなぎ合わせ、一見なんの脈絡もなさそうに見えるシーンもあるし、つじつまあわせなどは一切行なわれていないけれど、見終えると不思議なカタルシスを得ることができる。
タルコフスキーがそうであったように、ソクーロフも多くを語らず、映像を、見ている側に投げかけたまま黙っている。
それでも映像としてのメッセージは非常に強烈で、1週間たった今でもしっかりと心に焼きつき残っているのです。

非常に難解な作品なのに、最後の最後の部分、タコ先生がオイストラフと電話で話している声だけが聞こえるシーンには本当に血が通っていて、ノスタルジックな気分と何とも切なく優しい気持でぐっと胸が詰まってしまいました。

と書いていますが、やはり本日は体調がいつになく思わしくなく、激しい腹痛が間歇的に襲ってくるので、続きは後日にします。
中途半端でごめんなさい。

第11番を聴きながら寝ることにします。。。

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