アレグロ・エネルジコ マ・ノン・トロッポ

大好きなショスタコーヴィチ先生やマーラー監督の音楽をめぐっての考察(妄想とも言います)や、
出かけたコンサートの感想などを中心にして好きなものごとについて綴っております。

タグ:レミケード

こんにちは、みーちゃです。
しばしの御無沙汰申し訳ありません。

おまけに今日のタイトルがまたしても無気味なものですみません。

今日22回目のレミケードを受けたのですが、ちょっとしたアクシデントがありました。
とはいえ、こうしてブログを書いているくらいですから、大事にはならなかったということでご安心くださいませ。

レミケードのことは何度も書いてきていますが、劇薬指定されている薬なので、点滴もゆっくりと時間をかけて行います。
で、点滴を開始すると10分間隔ぐらいで看護師さんが体温や血圧や酸素量などをチェックしにきてくれるのですが、2回目のチェックが終わってしばらくして、小さな異変を感じました。
なんだか動悸がして手の指の先が冷たくなってきたのです。
なぜかな〜と思い、ふと点滴に目をやると、落ちる速度が異様に速い。。。
そして、輸液ポンプに表示されていた数字を見てびっくり
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これは前回のときの写真なんですが、下の赤い数字が1時間あたりの量を示しています。
250mlの点滴を2時間かけて落とすので1時間あたり125という数字がでています。
が、しかし、今日はこの数字が250だったんです。。。
(慌てていたので写真とるのを失念してしまいました)
要するに看護師さんのセットミス。
だから、2時間かけて入れるべきところ、30分経たないうちに半分の量を入れてしまったことになり、
それで心臓ばくばく、冷や汗たら〜り…になったみたい。

「何か、速いんですけど…」
と、ナースコールで看護師さんを呼んだら大慌てになり、
処置室の看護師さんが入れ替わり立ち代り様子を見にいらしたり、
連絡を受けた主治医の先生まで謝りにいらして恐縮してしまいました。
その後速度を70ml/1hに落としたら具合はよくなりました。
残りの時間はショスタコーヴィチ先生の交響曲第9番を聴いていましたよ。

レミケードが終わってからもまた先生が謝りにいらして…。
先生は穿刺だけだから謝る必要なんてないのに。
そして最初にセットした若い看護師さんはほとんど泣きそうな感じだったので、
その姿にわたしとしてはこれまた焦って、
「いや、でも、結果としては大丈夫だったんですから」
と言って、全然関係のない話に話題を逸らしたりしていました。
涙には弱いのよ

でもね、心臓バクバクしながら、これって医療ミスなのかしら…などと思ったのですが、
まったく怒る気にはならなかったんです。
この病院の先生、看護師さん、スタッフの皆さんには全幅の信頼を置いているので、
まあ、変なたとえですが
「岩瀬で負けたら仕方ない」
みたいな感じで。
うん、本当に怒りの気持ちは微塵もわいてきませんでした。
あの看護師さんも、これからは点滴のセットするときには一段と気をつけることになるだろうし…。
信頼関係って大切なんだなぁ・・・と思った次第。

でも、そのせいかどうかわからないけど、今回は副作用がちょっときついみたい。。。
明後日のタコ先生10番は「おうちdeコンサート」になるかもしれません。
どの演奏を聴こうかなぁ。。。


朝刊の見出しに「田辺三菱営業停止」とあったので、わたしの将来どうなるのか…と焦ったのですが、レミケードのような代替が利かない薬についてはこの措置を免れたということで、ちょっとほっとしています。
わたしにとっては命綱みたいなものだもの。。。

今日はヘンデルの命日(1759)なので、ヘンデルにちなんだ何かを聴こうかと思ったのですが、違うものを聴きました。

交響曲第6番《La Tragica》

って言ってもマーラーじゃありませんよ!

フェリックス・ヴァインガルトナーのもの♪

何となく聴き始めたのですが、なんとも不思議な曲。。。

今朝初めて聴いたのに、初めてのような気がまったくしない。
どこかで聴いた曲、そしてフレーズ。。。

こ、ここは、マーラー?
えっ、今度はトリスタン!?
うわ〜!第2楽章の冒頭、ここはシューベルトの有名ないわゆる『未完成交響曲』の草稿が遺されたものの補筆版の第3楽章そのままだわ〜!!
と同時にここはヴィエラ先生が指揮するチェコ組曲みたいだ〜!!

と、朝からかなりテンションが上がりました

他にもリスト風に聴こえる部分があったりして、ここは誰のどの曲からの引用かな…などと考えながら聴くのもとても楽しいです。
それらを叙情的過ぎない、絶妙なオーケストレーションでまとめ上げているところなど、手練の人であるな…と思います。
でも、やはり全体的にシューベルト的と申しましょうか、シューベルトへのオマージュとして作られたということにも大いに頷けます。

なんとも心が穏やかになり和む曲。

ヴァインガルトナー、うむ、いいかもしれない(問題な日本語的に言ってみた)。

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ヴァインガルトナー:交響曲第6番、交響詩『春』/レトーニャ/バーゼルSO(←HMVへ)

ああ、どうしよう。。。
今年ももう四分の一が終わってしまった。。。
月日の経つのが早くて困るわ。

今日は19回目のレミケードでした♪
一ヶ月ぶりに病院へ行ったら、なかなか味があって好きだった、ちょっとひなびた雰囲気の売店がなくなっていて、その代わりローソンとドトールコーヒーが一緒になったこ洒落たスペースに生まれ変わっていてびっくりしました!
何でも今日の8時にオープンしたとかで、入り口で100円の割引券をもらいました。。。(すぐに使っちゃった!)
オープンカフェみたいなコーナーもあって、あそこだけ見たらとても病院には見えないなぁ。
病院の中もどんどん綺麗になっていて、中央検査室なんて3階分ぐらいの吹き抜けになったホテルのロビーみたいで、中央に自動演奏のグランドピアノが置いてあり当たり障りのない曲を奏でています。
あっ、今までは奥まった場所にひっそりと存在していた図書室「つくし文庫」(本の貸し出しができる。ちなみに「愛知県がんセンター」の図書室は「かのこ文庫」でした。。。)も検査室の近くに新規オープンしていたわ。
エスカレーターや階段などが複雑に絡み合って、ちょっとしたテーマパークでございます。
うろうろ歩き回っていると楽しいです。。。

4a122fa5.jpg本日のレミケードのお供。
・フルーツトマトフレーバーのエレンタール。
・音楽…LADY GAGAの『THE REMIX』と
『The Fame』
・仕事のコピー…やるかやらないかはこの際問題ではなく、絶えず持ち歩くことが大切(ホントか?)
・本歌取りしたい短歌を書いた紙。
・本…『高慢と偏見とゾンピ』


『高慢と偏見とゾンビ』ってご存知ですか?
ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を8割がたそのままにして、その話にゾンビを組み込んできちんとした話(?)たらしめているという奇妙な本なのです。
ホラー映画好きならば当然ゾンビも愛しているわけで、そのゾンビがタイトルにあったら気にならないわけがなく、レミケードのお供用にと購入したわけです。
で、この本を読むにあたり、ジェーン・オースティンの本当の『高慢と偏見』を読まなければ面白さも半減するに違いないと思って読んだんですが、オースティンってすごいですね!
何か華々しいことが起こるわけでもなく、五人姉妹のささやかな(と一言で言うのもなんですが)日常生活や二組の恋の行方を丁寧に描いている作品なんですが、これがもう、面白いんです。
まったく古さを感じさせないし、描写が実に生き生きとしていて、名作と言われているものはやはり素晴らしいと思いました。
神は細部に宿るって本当ですね。。。

で、そのオースティンの作品を土台にしてセス・グレアム=スミスなる人が書いたものが『高慢と偏見とゾンビ』です。
カバー裏面には次のような紹介があります。
18世紀イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少林寺拳法の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。……誰も予想だにしない100万部を売り上げた超話題作……。

1ページ目の最初の文章を比べてみると

・独りもので、金があるといえば、あとはきっと細君をほしがっているにちがいない、というのが、世間一般のいわば公認真理といってもよい。(新潮文庫『自負と偏見』中野好夫訳)
・これは広く認められた真理であるが、人の脳を食したゾンビは、さらに多くの脳を求めずにはいられないものである。(二見文庫『高慢と偏見とゾンビ』安原和見訳)

ずっとこんな調子なんですが、話がきちんと展開し、かつ面白いというのがすごいです。
(ゾンビ豆知識…なぜゾンビは脳をほしがるのか。
ゾンビは身体が痛いんです。その痛み止めの働きをするのが脳です。)
ちなみにこのセス・グレアム=スミスさんの新作は
"Abraham Lincoln: Vampire Hunter"だそうです。。。あらららら。

いくら著作権が切れているからといって、古典の名作をこんな風にしちゃっていいのか……とか、ばちあたりなことよのぉと思わないでもないんですが……ね。

でも、日本で『我輩は猫であるかもしれない』なんていう本歌取り小説を書いたらすっごく怒られるんだろうなぁ。。。

高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
著者:ジェイン・オースティン
販売元:二見書房
発売日:2010-01-20
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


さらにちなみに、この映画化権をナタリー・ポートマンが早々と買い、ナタリー・ポートマン主演で映画化されるそうです。。。
ど、どんな映画になるんだろう。
ぜひ、観てみたい♪

寒い立春ですねぇ。。。
昨日、節分の行事を行わなかったせいか風邪をひきました。

「鬼は外、福は内」
って、何か鬼がかわいそうなので、数年前から豆撒くのやめたんです。。。
良いことも悪いこともすべてひっくるめて人生を愛しましょ♪

そして、恵方巻きは、そもそも1本食べるのが量的に無理だし、食べている最中に口をきいてはいけない…というのもつらい。
数年前に、「筆談」をしながら食べたけれど大変過酷でした。よって、やめたわけです。
12534cd9.jpg風邪気味ではあっても、血液検査の結果はどうということはなく、本日18回目のレミケードを受けてきました。
372935d9.jpg今日はなぜか仕切りのカーテンを看護師さんが閉めてくださったので、写真撮影をしてみました。

レミケードの友です。
エレンタール…フルーツトマトフレーバー
本…Nine Stories
携帯音楽プレイヤー…タコ先生の15番とマキシム2枚組みの1枚目を聴いた
ノート…妄想を書き留める
など。


処置室の中は、温度湿度ともほどほどでとても快適!
久しぶりに点滴を受けながら、くか〜っと寝てしまいました。。。
くか〜っと寝てしまいましたが、頑張って折句の短歌を作りました♪
本日は立春。
そして、数日前にプロ野球はキャンプイン
ということで、

春立てる日にドラゴンズがんばれとて詠める歌

・は  春がすみ
・る  るり色の空に
・た  龍のごと
・つ  つどひてつかめ
・ひ  悲願の優勝

みーちゃ亭まりやっこ でした〜♪ 

雨降ってますねぇ。。。
今日は一日、気温が上がらないそうなので、これから外出される方はどうぞ暖かくしてお出かけくださいませ。でも、建物の中は暑かったりするので、温度調節のできる、暖かい格好がよいかもしれませんね。。。
いずれにしても、お風邪など召されませんように。

さて、昨日は17回めのレミケードでした。
それでもって、しばらく名大病院を離れていらっしゃった前主治医M先生が今月こちらに戻っていらっしゃって、久しぶりのご対面となりました♪
これからはまた主治医をしてくださいます。
レミケード中に様子を見に来てくださって
「どうですか? 関節はまだ痛む?」
って、以前の状態をきちんと覚えていてくださったのが嬉しゅうございました。
でも、先生、ずいぶん日焼けをなさっている感じ(以前は色白で「お医者さん!」って雰囲気だったんですよ)でしたが、どちらの病院に赴任していらっしゃったんでしょう。。。

で、レミケード後の診察のとき、新型インフルエンザワクチンのことを聞いてみました。
立場的に接種が可能か否かが微妙だったんですが、調べていただいたら
「消化器疾患、消化器疾患、クローン病など免疫抑制剤がうんぬんかんぬん…、あ、あるある、入ってるね〜、優先リストに」
ってことで、予約もスムーズに取れて……。
2fa4635c.jpgじゃじゃ〜ん!!
「新型インフルエンザ予防接種済証」です。
ややこしい病気でも、こういうときは助かりますネ♪
恩恵にあずかってしまいました。
先日の講演でもお話させていただいたんですが、病気だからといって悪い面ばかり探しているより、こういうよい面(?)もあるわけなので、有効利用したいものですね。

しか〜し!
レミケードをやっていると抗体ができにくくなるかもしれないと言われました。。。
何せ免疫系(主にマクロファージ)を弛緩(抑制)させているんだものね。。。
でも頑張って抗原抗体反応できっちりと抗体を作ってください、免疫システムさん。。。

どうでもいいことですが、皮下注射って痛いな……。


左手にレミケード、右手に新型インフルエンザワクチンを打ってもらって、なんだか超人になった気分です(なんのことやら。。。)
でも、今日はちょっと身体がだるくて熱っぽくて頭痛いんですが、これはレミケードの副作用かワクチンの副反応か…。
悩ましいところです。

明日は名フィルだし、フィッシャーさんだし、パユだし、ホリガーだし、予習などしながら、ゆるりゆるりと過ごしたいと思います。

あ、そうそう、12月18日(金)に金山の市民会館で行われる(19日も同プログラム)名古屋フィルハーモニー交響楽団の
<ベートーヴェン・ツィクスル#5>に行けることになりそうです。
交響曲第9番ですよ!!
この演奏会が今年の演奏会納めとなりそうです♪
何だかんだ言っても、ベートーヴェンの第九で演奏会を締めくくることができるのはやはり嬉しいです

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